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『そこにきみはいて』 11月28日全国ロードショー公開!

 嘘でも 特別だった
 本当のことは 言えなかった
 近くて遠いわたしたちは、何かが変わる予感がしていた

 等身大の日常を見つめながら、まったく新しい領域に踏み込む傑作が日本映画界から登場した。
これはラブストーリーなのか、ヒューマンドラマなのか。
 ここで扱おうとするのは、どんな言葉でも名付けられなかった感情のかたち。現実の隙間から雫のようにこぼれ落ちる、焦燥や絶望、生きづらさの滴りを、この映画はどこまでも丁寧に掬い取っていく。その繊細な作業の徹底性こそが、我々を一筋の光が差す希望の在り処へと導いていく。

 海沿いの街を旅する香里(福地桃子)と健流(寛一郎)は、恋人というより、どこか家族のようだった。だが入籍が近づいたある日突然、健流は自ら命を絶つ。お互いにとって一番の理解者だと信じていた香里はショックを受け、健流と出会う以前のように他人に心を閉ざす。
 そんな中、香里は健流の親友であったという作家・中野慎吾(中川龍太郎)を思い出し、彼の元を訪ねる。健流の知らなかった一面を知るために、ふたりは街を巡り・・・

 それぞれの孤独を抱えた者たち。
 アロマンティック・アセクシュアルであり、恋愛というものに実感を覚えられないまま、唯一の理解者と思えた相手との結婚を決めた女性。親友を愛したまま、彼女と“別のかたち”で生きることに懸けたが、自らの内に激しい欲望の渇きを隠し自死した男性。社会的な成功を手に入れながらも、ある葛藤を抑圧させて強権的に振る舞う親友。
それぞれの孤独を抱えた三人の男女が、すれ違いながらも必死につながろうとする関係は、“生と死”を超えてどこへ向かうのか。

 主演を務めるのは注目の実力派俳優、福地桃子。主演映画『恒星の向こう側』(中川龍太郎監督)にて、第38回東京国際映画祭コンペティション部門 最優秀女優賞を受賞。また舞台『千と千尋の神隠し』(24)などで主演を務め、iPhone 16 Proで撮影された是枝裕和監督の短編映画『ラストシーン』(25)でも絶賛を浴びた彼女が、本作では当て書きされたヒロインの香里を演じます。
 そして、『菊とギロチン』(18)などの演技で新人俳優賞を総なめして以来、『ナミビアの砂漠』(24)や連続テレビ小説『ばけばけ』(25)など活躍の場を広げる寛一郎が、香里と特別な絆を結ぶ健流を演じています。
 さらに映画監督でありこの作品の原案を提供した中川龍太郎が、2人に大きく関わる人物・慎吾として出演。重要なキーパーソンを演じています。

 これまで「喪失」をテーマに映画に取り組んできた中川監督から原案を託された竹馬靖具監督は、中川監督自身の体験から導かれた物語に寄り添い、深く思考を重ね、主演の3人に思いを託しました。
 「『そこにきみはいて』は、死の理由に近接しようとすることで逆説的に死者との深い断絶と向き合うことになってしまった残された者たちが、どうやって自分たちの生を取り戻していくかを描いています。」と語る竹萬監督の言葉は、まさに制作に携わったスタッフ・キャストの思いでもあります。

 11月28日全国一斉ロードショー公開、公開初日からバリアフリー対応になります。対応アプリはUDCastです。
 ディスクライバー:新明愛梨
 音声ガイドナレーター:高梨謙吾
 バリアフリー音声ガイド制作協力:音声ガイドット

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