テレビ画面とリモコンを持つ手の写真

  豊かになった映像コンテンツ

 日本に映画が伝わってきて130年。

今や私たちの身の回りにはたくさんの映像が様々な形で提供されています。

かつては映画が、そしてテレビがそれに代わった1980年代。デジタル化による多チャンネル時代、ビデオレコーダーやDVDの普及による個別視聴の時代となった1990年代。

21世紀に入り個人・企業・官公庁などあらゆる情報はネットで配信される時代となりました。情報に必ず映像が伴う時代となったのです。今や映像コンテンツは、経済・文化・生活のあらゆる場面で、情報収集とコミュニケーションに欠かせないものとなっています。


  見えない・見えにくい方は急増しています

目の不自由な高齢の男性がガイドヘルパーの手を握る写真

 一方、厚生労働省の調査によれば、何らかの原因で「見ること」に困難を抱えている方は全国でおよそ31万人、そのうち50パーセント以上が70歳以上の高齢者の方です。白内障や糖尿病など高齢化に伴う目の疾患がその原因です。

多くの方々が映画やテレビの楽しみを失い、映像情報を享受することができない状態が起きています。

 増え続ける映画・映像と、見えない・見えにくい方々を結ぶ技術、それが映像の音声化、すなわち「バリアフリー音声ガイド」なのです。

  「映画の楽しみ」をあきらめない

 映画はたくさんの人々に夢や希望を与えます。映画館は観客同士がともに泣き、笑い、感動する大切な空間です。

近年、スマホアプリ「UDCast」「HELLO! MOVIE」の登場によって、目の不自由な方が手軽に音声ガイドで映画を楽しめるようになりました。しかし、映画の音声ガイドは自動的に作れるものではありません。1作品ごとに映画を理解し最適な表現で原稿を作り、読み上げるためには高度な専門の技術が必要です。

私たちはそんな「作品に寄り添った音声ガイド」をこれまで作ってきました。そして、バリアフリー音声ガイドをさらに充実させ、目の不自由な方々が映画を見る喜びを手に入れるために、これからも最適な音声ガイドを制作します。

  こんな方にも音声ガイドは役立ちます

 音声ガイドは映画に限りません。見ることを前提としているあらゆる映像コンテンツにこの技術は役立ちます。

テレビ番組や情報提供のネット映像に、音声ガイドがつくことで多くの人々に情報を確実にお届けできるようになり、一緒に映像を楽しむことが可能になります。

 音声ガイドは見えない・見えにくい方々のためだけのものではありません。

 音声ガイドの入った映画のDVDやテレビ番組は、家事をしながらや、自動車の運転をしながらなど、映像を見ることができないときでも楽しめます。

 日本の文化や生活にまだなじみのない方にとっては、わかりやすい言葉でガイドをされることで、物語が理解しやすくなります。最新の風俗になじみのない高齢の方からも、ガイドがあってわかりやすかったとご感想をいただいています。

 小さなお子さんや発達障害の方は、音声ガイドで場面や人の名前を聞くことで、登場人物の見分けがしやすくなります。

映像コンテンツのバリアフリー化をお手伝いします

 映画やテレビ番組、ネット配信映像コンテンツなど、映像に関する様々な分野で、障害の有無に関わらず情報を享受できる「情報アクセス権」が求められる時代になりました。私たちの制作するバリアフリー音声ガイドは、さまざまな映像の持つ魅力を言葉で伝える、「映像の音声化」です。豊富な経験と確かな技術で作られた音声ガイドで、映像作品のバリアフリー化をお手伝いします。